(←庭に食べれる野草を生やし、客が来たら収穫する)
コロナワクチン未接種界隈にだけ、口コミで伝わっている黒滝村のお家。そこに健康に関する知識量が仙人の域を超えてる夫婦がいる。もともとその夫婦とは私の母親が友達で、近日「自然農法シェアハウス」に視察をするために私が奈良に来ることを事前に知っており、ありがたいことに黒滝村に招いてもらった。
もともと旅館だったような名残のある古民家で、綺麗にDIYされており、寒い村でも暖房をしっかりと焚いてくれている。
風情のある旅館風のおうちに入ると、施術ルーム、大きなダイニング、布団を敷くお部屋が待ち受ける。荷物を降ろしほっと一息つこうと、携帯を見ると、「電波が届かない!」
ソフトバンクなどは特に通じなくなる。
鈴木邸に足を踏み入れれば、完全に世の中から隔絶された世界となるのだ。「電波が届かない」ことさえも鈴木夫婦と過ごし薫陶を受ける舞台装置として、鈴木邸の独特な空間を引き立てる。
ここの常連さんとなると、この空間が好きでわざわざ黒滝村という田舎に泊まりに来るのだ。
鈴木夫婦からの薫陶はこの一言から始まる。
「あきちゃんは塩をちゃんと取っているかな?」と唐突に聞かれた。
私は黒滝村につく数時間前に、奈良の御所市の「自然農法コミュニティ」のメンバーさんたちと
触れ合い、少々疲れが出ていた。
私は笑わせるようなことを言ってみたり、元気な素振りをしていたが、
鈴木夫婦から「口調が4通りになってしまっている」など私の体調の変化などはお見通しなのだ。
もちろん天日塩の大切さはしっているから、「精製された食塩」では無いものを取っているなど調味料には気を付けているし、減塩などはしていない。
「塩を取らないと体に電気が走らないから覇気が出ないよ」とさらにくぎを刺される。
覇気が出ないのは私の中で思い当たる節があるのだ。冬の寒さで白湯を飲み体を温めていたが、朝に覇気が出ないのだ。水分は多めに取るが、それに対しての塩分の量が手薄になっていた気がする。
おまけに頬にむくみが出て、口を噛んでしまった。
口を噛むようなむくみにも、「どよん」とした疲れにも、塩が有効で
「塩湯」を取るのがいいそうだ。
だから塩と梅干を入れたお湯を渡され、私はそれを1日中飲んでいた。そのおかげで後日鈴木夫婦から「顔がシュッとしたね」と言われることになる。これを聞けただけでも非常によかった。
その日は私が最初に鈴木夫婦のお家に到着したが、次々と他に7人くらいの「未接種のお客さん」が登場する。お客さんは鈴木夫婦の施術が好きで「宿泊込み」で施術を受けるのだ。
鈴木夫婦が施術で忙しい時間は、携帯も使えないので他の宿泊客と会話することになる。初めて顔を見合わせる同士だが、自然と話が弾むのである。鈴木夫婦が未接種の人を中心に呼び込んでいるので、感性が似てる人同士で話が合うのだ。
暖かいストーブに囲まれ、お互いの日常や世界観を語ったりして、ほんわかとした時間を過ごし
つつ交代制のお風呂の時間を待つ。
(←ラフな格好で談笑する。見栄なんか気にしない人が集う)
私の番になり大きなお風呂に通されたが、なんとお風呂は「ローズクォーツ風呂」である。ローズクォーツの原石を洗濯ネットみたいな網にまとめられており、網をほどいて、ローズクォーツを触って遊んでみるとなんともゴージャスな気持ちになる。
各々が談笑したりお風呂に入っていたりして待っていれば、鈴木邸の嫁の「まりさん」が昼から仕込んでおいたという料理の数々を出してくれるのだ。ここで出される飲み物もひときわ違っている。
ホテルで出るようなただのソフトドリンクではなく、鈴木夫婦が時間をかけて瓶の中で作っていた酒や酢が出てくるのだ。それを汲んでおいた奈良の湧き水で割って飲む。
変な甘味料が入って無くて、自然の旨味がとてもおいしい。
もちろん酒を買って持ち寄って、皆で飲んだりもする。
(←前菜のお写真。メインは撮る間もなく食べた(笑))
今回の宿泊客のコースは「キノコ料理」(まりさんの得意料理もきのこ系)なので、
キノコが嫌いな私は食べるものが無いかと思いきや、里芋やエビマヨやシカ肉や神戸牛のワイン煮など、食べれるものがたくさんあり、キノコ嫌いでも十分感動した。
皆で一つの大きなテーブルを囲んでおいしいご飯を食べながら談笑する。思い思いに自分の世界観を話し、それに対して鈴木夫婦が一味違う見解でお話しを返してくれる。自分が何も話題を提供しなくても、居るだけで心地よい雰囲気を満喫する。
話が進むと自己紹介の話題とかにもなりがちなのだが、私はユーチューバーであることは内緒にしておいた。鈴木夫婦から「今日くらい仕事のことを忘れてボーとしてたら。完全OFFということでよろしね」と言われてたので、完全に壁の華を決めた。ついつい大勢になると、霊能者と言うだけで話題になってしまい、ユーチューバーとしてのスイッチが入って休めない。
大人しくお酒を飲みながら、ご飯食べたり、ストーブに温まりに行ったりして、皆が楽しく笑っている様子を眺めているだけでなんとなく幸せなのである。
食べ終わって酒を飲みながら談笑は夜遅くまで続くが、「そろそろ寝たいよ」と言う人だけが先にお布団の中に入る、とても緩いシステムで気遣いなく寝れる。
今回は私が一番最初に寝に行った。他の人は話したいことが山ほどあったのだろうけど、鈴木夫婦と話せてよかっただろう。
私一人の時に聞いた話や、皆に伝えていた素晴らしい話はまだまだあるので、順番に紹介していく。
まずこれが一番の収穫だ。身体に必須な塩が足りていれば骨の中の栄養貯蔵庫に保管されるのである。貯蔵庫がスカスカだと骨粗鬆症になるそうだ。逆に少ないと血が作れないらしい。水分に対しての塩分濃度0.9%で血ができる。塩分濃度0.8%では血にならない。だから塩分が足りないと血が少なくなってしまうそうだ。ついつい水分ばかり取って塩を取らない人は、これから白湯ではなく、スープ代わりに塩湯を飲むと良い。
それに梅干しとハチミツを入れて飲むとおなかが減らなくなる。
間食してしまう人にはもってこいだ。
タモリ式入浴方法が始まる前に誰かが実践していた方法で、「体は石鹸やシャンプーで洗わずに湯船につかって洗い流すだけ」というもの。
昔は「月に1回はシャンプーしましょう」というCMがあったらしい。私は年齢的に昔のことは知らないが、それが「1週間に1回」さらには「毎日」という形でシャンプーするのが浸透していったそうだ。水道の塩素に地肌を付ける期間は少ないほうが良いだろうし、化学物質の多いシャンプーを毎回つけるものではないと思っていたので髪の毛を毎日洗う習慣は無い。ただし体を洗わないのは、社会毒を避けるこのような防御策の意味だけではないそうだ。皮脂が身体を守っていて、皮膚以外に自分を包む層があったほうが良いのである。
「体表には常在菌が蔓延ってバリアになってくれてて、その常在菌さん達が他の雑菌とか経皮毒とかから体を守ってくれてるので、石鹸で洗って常在菌さん達を殺したり洗い流したりせん方がいい」
と言ってくれてました。むやみにアルコール除菌したり手を洗わないほうが良いっていう理屈と似てる感じです。
試しに体を毎日石鹸で洗い落とさないようにした後に、公衆浴場に行ったが、シェディングを食らわない気がする。どれだけ効果が出るのか具体的には知る由もないけど、皮膚の上にプロテクターを作ったほうが多少経皮毒も収まるかもしれない。
「消毒然りなんでも洗ってしまう綺麗好きほど、虚弱体質」を反対にして
「綺麗好きをやめて、壮健体質」になってみよう。
梅干しを絆創膏につけて張っておくと、魚の目がやらかくなってポロリできるぞ!
説明しにくいので詳しい場所は調べてほしいが、特に合谷はなんにでも効く。そのツボが痛い人は
血流が滞っている恐れがあるので、よく押しておこう。私の場合は胃に血液がたまりすぎだと言うが、最近暴飲暴食してしまったからなのだ。とにかく胃を休ませないといけないらしい。
行くだけでどんどん知識が増えてしまうお客さんや、鈴木邸の雰囲気が好きすぎて禁断症状を起こし何度も通うという凄い場所である。私は遠いので通えないが、コアファンになる人の気持ちがよくわかる。
ちなみに鍼灸や整体は基本6千円から。チンワクを打ってる人が来ると、鈴木夫婦は掃除したりなど手間や準備が増えてしまうらしく、そこは要相談らしい。
整体や鍼灸以外に面白いメニューがありそれは「よもぎ蒸し」
なんと「お股」によもぎ蒸しをしてもらいました。デリケートゾーンは特に何にかけても吸収量が高く、よもぎの蒸気をデリケートゾーンから吸収するのだ。椅子に座っているのだが、椅子の中によもぎが入ったやかんを加熱する機械があり、マントを着て体全体に蒸気を集めて身体をあっためる。
身体全体からヨモギの匂いがしていい感じである。まりさんは最初に機械のセットだけして、
時間が経てば機械を止めに来る。なので基本一人で気を遣わなくて済む。
よもぎ蒸しは2500円だ。
住所は
奈良県吉野郡黒滝村寺戸437-1
私は また行ってみる!
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